アレルギー性鼻炎を手術で治療する

アレルギー性鼻炎を手術で治療するには

一般的に知られているアレルギー性鼻炎の治療に、レーザー治療があります。レーザー治療は日帰りの手術で、痛みを感じることなくできる手術であり、現在、とても注目を集めています。レーザー治療とは、鼻の粘膜にレーザーを照射して変性させる治療法です。レーザーを照射することで鼻の粘膜の組織が鈍くなり、アレルギーを起こす原因といわれるアレルゲンによる反応を抑えられるといった仕組みになります。レーザー治療は手術の時間が短く、日帰りで施術できるのが注目の理由としてあげられる他、局所麻酔はするものの、痛みや苦痛をほとんど感じず、出血することもないため、お子様や年配の方にも有効な治療方法です。ただ、効果や持続力には個人差があります。アレルギー性鼻炎の症状は、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの鼻の症状が一般的ですが、人によっては、目のかゆみや喉の痛みなどの症状も見られます。ですので、レーザー治療をしても症状の全てが改善される訳ではないのです。さらに、アレルギー性鼻炎に副鼻腔の炎症が合併している場合は、一度レーザーを照射しても治ることは少なく、二、三回繰り返して行う人もいれば、一年後にまた行う人もいます。レーザー治療は有効な治療法ではありますが、効果や適性に個人差がありますので、自分の症状に適した治療方法であるかどうかを専門医に相談するとよいでしょう。他にも、凍結手術や電気凝固術、および、アルゴンプラズマサージェリー、化学焼灼術、下甲介粘膜切除術などで治療することも可能です。手術をするかどうかやどんな手術を行うかなどは、専門医に相談して、自分の症状や体質、生活を考慮した上で判断しましょう。